illustratorではなめらかな曲線でイラストが描けるのですが
いびつな線で描きあげた手描きイラストもまた味があっていい。
今回はillustratorで手描きイラストを取り込んでデジタル化する方法2つを書きます。
バージョンはillustratorCCを使用。
今回使う手描きイラストはこちら
手帳にボールペンでイラストを描き、iPadのカメラで撮影したもの。
このイラストを
①画像トレース機能を使う
②Adobe Captureアプリを使う
というふたつの方法でパソコンに取り込んでみようと思います。
画像トレース
まず、[ウィンドウ]→[画像トレース]で画像トレースを表示させます。
次に[編集]→[配置]でイラストを選択
そして[オブジェクト]→[画像トレース]→[作成]
プレビューにチェックを入れて画像トレースウィンドウで細かな調節をします。
きれいにトレースができました!
最後にイラストを選択した状態で[オブジェクト]→[画像トレース]→[拡張]でパスのグループ化に変換させます。
これで細かい調節が可能となります。
ライブペイントツールや塗りブラシなどで着色したら完成。
Adobe Captureアプリを使う
次にAdobe Captureというアプリを使って手描きイラストをベクター化します。
アプリを起動し、下のカメラボタンでイラストをアップロードします。
手帳のラインを消すために右のバーを上下させて調節します。
その他に消しゴムツールでノイズを消したり
スムーズツールで線をなめらかに変換したりします。
終わったら完了ボタンをポチ。
アプリでの操作は以上で終わり。
次からはillustratorソフトを使います。
イラレを起動して[ライブラリ]を開くとさきほどアプリで保存したイラストが同期されているのでアートボードにドラックして配置します。
すでにパス化されているので、さきほどと同じようにして色を塗って完成。
比較
ふたつの線画を比べてみました。
【画像トレース】
【Adobe Capture】
アプリの方は手帳の線を消そうと調節したらこのように少しカスカスになりました。
なので罫線があるノートなどに描いたイラストを取り込む場合は【画像トレース】を使ったほうがきれいに取り込むことができます。
このように画像トレースやアプリを使うとillustratorで手軽に手描きイラストができあがります。