いじめられて学校へ行きたくないから自分の頭を丸坊主にした話

最近いじめに関するブログを読みました。

 

高校生のときいじめを受けていた、今32歳のわたしが伝えたいこと | 家族みんなが笑顔で貯金♪

子供のいじめを母親が1日で解決した方法 - きなこ猫のスッキリ生活

 

過去にいじめられた経験を文章にするって精神的にすごく大変だったんじゃないかと思います。

 

それらのブログを読んだことがきっかけで、改めて私自身の過去のことを思い出してみました。

そして自分も書いてみようということに。

今から約20年前。

いじめが原因で学校へ行きたくなさすぎて私は自分の頭を丸刈りにしました。

 

いじめのきっかけ

私が中学1年生の時。

きっかけは一人の男子生徒の一言から始まりました。

「ムカツク」

なにか私がムカツクことをしたんでしょうね。

悪口が始まりました。

それからあっという間にいろんな人から嫌われました。

話したこともないクラスメイトからも嫌われ、

小学校6年間一緒だった女の子の友達にも突然「気持ち悪い」と言われるようになりました。

私がそばを通ると「気持ち悪い」と聞こえるように言ってきました。

睨まれることも多々あり、そのたびに心臓がズキッとえぐれるような痛みがしたことは今でも忘れられません。

私はみんなが怖くてどうしてそんなことをするの?やめてほしいと言えず、ただひたすら我慢していました。

私が一体何をしたんだろう。

自分がいじめられているなんて親には恥ずかしくて言えず、耐える日々が続きました。

 

 

いじめを母に告白

クラスメイトからのいじめは続くしどんどん広がっていくし、次第に耐えられなくなり母にいじめられていることを話しました。

いじめられるから学校へ行きたくないことを告げて私は不登校に。

母は学校に連絡して担任と学年主任の先生と話し合いをしました。

そして担任は私をいじめたクラスメイトにいじめをやめるよう指導。

これでいじめはなくなったのか…?

それでも私はあのクラスが怖くてしばらく学校へ行けませんでした。

 

 

クラスメイトから寄せ書きをもらった

ある日、私のもとへ担任がたずねてきて1枚の色紙をくれました。

クラスメイト全員が書いた寄せ書き。

「早く学校へきてください」

「風邪を治して学校へきてください」

そんな言葉が30人分ずらっと並んでいるのを見て吐き気がしました。

もちろん私をいじめた生徒数人も同じようなことを書いています。

(みんな絶対こんなこと思っていない)

うわべだけの言葉。

無理やりこういうの書かせて何になるっていうんだろう。

「お前のことはみんなには風邪をひいていると伝えてある」

担任がそう言ったけど、風邪で数か月も休まねーよ!

クラス全員私がいじめられて不登校になってるって知ってるよ!

こんなん見せられて学校行く気になる方がおかしくないか。

これこそまさに気持ち悪い。

当然学校なんて行く気になれず家に引きこもっていました。

 

 

もういじめはないから学校へ行きなさい

私の登校拒否が続いて母はだんだん苛立っていました。

「もういじめはないんだから学校行きなさい」

母は私が学校へ行かないことで給食費が無駄になり、暖房費がかさむことに怒ってそれを私にぶつけてきました。

そしてしぶしぶ私は学校へ行くことに。

数か月ぶりの学校。逃げたくてたまらなかった。

教室に入るとみんなの視線が私に突き刺さる。

 

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私に話しかけてくるクラスメイトは誰もいなかった。

みんなの好奇の目にさらされて今にも泣き出してしまいたいような気持ちだった。

学校に私の居場所はない。

なにが「早く学校へ来てください」だ。

次の日から私はまた学校へ行かなくなった。

 

 

いじめはないけど学校へ行きたくない

私が登校した日、いじめはなかった。

だけどいじめられていた時と同じくらいつらかった。

クラス内でずっと一人ぼっちで授業もさっぱりわからないし、

何のために学校へ行くのかわからなくなった。

どうしてこんなつらい思いをしてまで学校へ行かなくちゃいけないんだろう。

家に引きこもる日々が続いた。

 

学校へ行かない私に母は冷たかった。

「お前は失敗作だ」

そう真顔で言われた。

一つ上の兄には「俺に恥をかかすな」と言われた。

家族にとって「不登校の私」は邪魔な存在でしかなくなったんだろう。

私には誰も味方になってくれる人がいなくなった。

 

 

学校へ行かないために私がとった行動

何をしても何をされても学校へ行きなくなかった。

家に居場所もなく不眠症になった。

少し眠れても必ず夢の中にクラスメイトが出てきた。

家にも学校にも居場所がない。生きる場所がない。

そうなると考えることは決まってくる。

何度か自分を傷つけてみたけど痛くてやめた。

私はまだ生きたかった。

学校へ行かないためにはどうしたらいいんだろう…

そう考えて出た結論がこれ。

 

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髪を切り落としました。

今思うとすごくぶっ飛んでいるけど、これくらい当時の私には選択肢がなかった。

髪を切り落とすかこの世から消えるかどっちかだった。

ジャキジャキとはさみで自分の髪を切っていき、

丸坊主になりました。

野球少年と同じくらいの長さです。

 

母に見せたら当然びっくりしていました。

私は泣きながら母に学校へ行きたくないと告げました。

 

 

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そしてようやく母もあきらめてくれて、晴れて私の居場所ができました。

「学校行きなさい」と言われないこと、家にいてもいいことが最高に幸せだった。

髪が十分に伸びるまで時間がかかったけど、ほとんど外に出ないし出る時は帽子をかぶったから特に問題はありませんでした。

あと、シャンプーがめっちゃ楽だった。

 

 

中学卒業後のわたし

結局中学時代はほとんど登校していなかったので、公立高校への進学は無理でした。

私は同級生が誰も行かない県外の遠い私立高校へ進学しました。

 

高校生活は楽しかった。

誰も私の過去を知らない。

誰もいじめてこない。

3年間同じクラスでみんな仲が良かった。

中学では参加できなかった体育祭、文化祭、修学旅行など、高校では全て参加できて楽しかったです。

そして無事に高校を卒業し、大学へ進学しました。

 

 

いじめられている子に大切なこと

こういう経験から思うことは

いじめられている子には安心できる居場所を与えることが大事。

どうか家族のかただけはその子の一番の理解者になってあげてほしい。

味方でいてほしい。

無理に学校へ行けと言わないでほしい。

 

誰だって楽しい学校生活を送りたいに決まっている。

好きでいじめられて不登校になったわけじゃない。

 

一番良いのは環境をリセットすること。

最悪な思い出がある学校から離れて新しい学校に通うこと。

できれば転校より入学からスタートすること。

だけどそれってすごく難しい。

どうしていじめられた側がこんなにも負担を強いられなければいけないんだろう。

これからはもっといじめた側に対しての処罰を厳格化してほしい。

 

 

以上、私のいじめられ経験とそれについて思うことを書きました。

あの頃の私にとっては家とあの狭い教室が全てでした。

本当はそんなことなかったのに。

できることはたくさんあったはずなのに。

今思うとやり返して暴れてやれば良かったなんて考えるけど、当時は心が弱ってそんなことできるような状態じゃなかったんですよね。

悲しくて辛くて落ち込んで孤独で最悪な過去だったけど

私は今生きていて良かった。心からそう思う。